【Bob語録#3】XRPがコインベースに上場した件について

忙しい人のためにサクッと要約

  • 【質問】なんでXRPがコインベースに上場されるまでこんなに時間がかかったの?
  • 【回答】コインベースはビットコイン贔屓だったから時間がかかった(ボブ氏の私見)
  • 【Bob氏の主張その①】当初のコインベースとリップル社のビジョンの間に一定の利害の不一致が生じていた可能性が高い
  • 【Bob氏の主張その②】事業の収益性を高めるためコインベースは従来の方針を改め、XRP採用に踏み切った可能性が高い

皆さま、こんにちは!

記事をご覧頂き誠にありがとうございます。

今回の記事でも引き続き元リップル社員である
ボブ・ウェイさんが開設した質問スレの内容を
ピックアップしてまとめます。

元リップル社員が開設した質問スレとは? 【Bob語録#0】元リップル社員があらゆる質問に答える

では早速今回の質問の方を見ていきましょう!

コインベースがやっとXRPを採用しましたね。

XRPがコインベースに採用されるまでなんでこんなに時間がかかったのでしょうか?(和訳文)

Any thoughts on why coinbase only just listed XRP and whats your thoughts on any near future regulatory announcements.

Truckdriver
参考 元の質問XRP CHAT

管理人

なるほど…かなりジューシーな質問が来ましたね…
ジューシー?何がジューシーなんですか?松坂牛のステーキなんですか?

困っちゃん

管理人

コインベースがXRPを頑なに採用しない姿勢に対して、暗号資産界隈ではある種スキャンダラスな…都市伝説的な…憶測が飛び交っていたのでXRP投資家にとっては非常にジューシーな話題なんですよね(笑)
確かにな〜恣意的な何かを感じずにはいられないくらい頑なに採用しなかったもんな〜

調子・のり助

管理人

大手取引所の一つでもあるコインベースが暗号資産市場において時価総額2位〜3位の規模を誇るXRPを採用しないというのは何か不自然でしたよね。

コインベースのXRPを頑なに(?)
採用しない姿勢に対して、リップラー界隈
では多くの憶測や推測が飛び交っていました

コインベースはドルやユーロなどの法定通貨で
暗号資産の売買ができる世界有数の取引所
なのでリップラーにとって上場は悲願でした。

XRPがコインベースに採用されない要因として

・中央集権的なイメージが強いため
・ビットコインの存在を脅かす存在だと
思われていたため
・XRPの米SEC証券問題が解決していないため

など様々な憶測が飛び交っていました。

事実関係をはっきりさせるという意味
でも元リップル社員の意見を聞けるのは
とても貴重ですね。

リップルの社員が当時のコインベースのことを
どう思っていたのか、とても気になります。

管理人

元リップル社員による過去のコインベースに対する屈託のない、忖度無しの本音を聞きたいですね
え…荒れないといいのですが…

困っちゃん


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早速回答を見ていきましょう!

今回の回答も長文なので分割して
少しずつ掘り下げていきます。

コインベースはビットコイン贔屓だった?

【回答1/2】

まずこれから述べることはあくまでも私個人の意見であることを留意頂きたい。

リップル社がまだ誕生したての頃、コインベースはいわゆる”ビットコイン原理主義者”(BTC Maximalists)の牙城だった。

同時に当時のコインベースはBTC/USDペアのペイメントソリューション事業の推進を軸にしていたことも念頭に置いてもらいたい。

彼らは暗号資産界隈で「ビットコイン原理主義」の最後の砦として捉えられていたのだ。

そんな中、XRPとXRPのメインドライバーであるリップル社が台頭してきた。

XRPは互換的アトミック・ペイメント機能を備えており、あらゆる価値との相互交換性を備えうる潜在的なポテンシャルを有している。

同時にリップル社が開発しているプロダクトはXRPを活用することでありとあらゆる法定通貨間の相互交換を実現しようとしている。

リップル社のプロダクトはXRPを通じて様々な法定通貨からUSDへの新たな”ゲートウェイ(門戸)”の構築を現段階では”幻想上(この意味については後述する)”ではあるが可能にすることができる。

XRPのメインドライバーであるリップル社が台頭するにつれ、XRPを取り扱っていないコインベースの影響力と優位性は相対的に低下していった。

先述した”幻想上”という表現は「技術的には容易ではあるが、規制・コンプライアンスの面では困難」というニュアンスが込められている。(和訳文)

This is my personal opinion. Don’t take it as gospel.

In the early days of Ripple, the Coinbase folks (and virtually everyone else in the space) were bitcoin maximalists. There were a few alt-coin forks of bitcoin but those were pretty easy to dismiss. Now keep in mind that Coinbase was a BTC/USD exchange and payment solution at that time. They were seen as one of the few serious players in the bitcoin space.

Now enter Ripple with its built in exchange capability. Then add in the (deceptive) ease at starting a new USD gateway and Ripple’s ability to end-to-end atomic payments from any currency to any currency. We managed to steal a lot of Coinbase’s thunder and blurred their differentiators. Note: “deceptive” turned out to mean, easy technically, but impossible from a regulatory compliance perspective.(一部抜粋)

BobWay
参考 元の回答XRP CHAT
ポイント
・以前のコインベースはビットコイン贔屓(ボブさんの私見)なアジェンダに則って事業を行なっていた

・暗号資産界隈の中でもコインベースはビットコイン原理主義の最後の砦的な位置付けだった

・リップル社やXRPが台頭するにつれ、コインベースの影響力が相対的に低下していった

管理人

期待通り、屈託のない歯に衣着せぬ回答をして頂きましたね(笑)
え…ここまではっきりと言い切っちゃうんですね…

困っちゃん

管理人

以前から暗号資産界隈に燻っていた

「コインベースはビットコイン贔屓」

という噂や憶測が全く根拠のないものではなかったことがここで一つはっきりしましたね
ということはコインベースはある意味、恣意的にXRPの採用を見送っていたのでしょうか?

困っちゃん

管理人

それを100%言い切ることはできないと思います。

ボブ氏もあくまでも私見だと言っていますしね。

それにコインベースは採用する銘柄の選定方式の詳細を公にしていませんからね。

どんなビジネスや市場でも共通して言えること
ですが、異なる考えやビジョンを持つ
アクター間の対立は暗号資産市場では
特に顕著です。

以前の記事で(現段階で)暗号資産は一括り
に評価されているのではないかという
個人的な考えをお伝えしました。

今後個々の銘柄が単独で評価されるフェーズ
に移行した際に、当然台頭してくる銘柄と
衰退していく銘柄が出てくると考えています。

個人的にはビットコインもXRPも将来的に
台頭をし続けると考えております。

その一方で覇権争い(基軸通貨の座)
となるとビットコインがいつまでも盤石とは
言い切れないとも考えております。

ビットコイン基軸通貨時代はまだ長らく続くと
思いますが将来的に基軸通貨の交代は
ありえない話ではないと思います。

上記のことを鑑みると、暗号資産銘柄間
(厳密に言うとリップル社やマイナーなどの
メインドライバー間)で幾ばくかの利害の
不一致が生じうることは容易に想定できます。

例)ビットコインの価値が上がれば他の銘柄の
価値が相対的に下がりやすくなるような事象

そのため特定の銘柄を支持しているアクターや
個人が自身のとっているポジションの優位性を
高めることに繋がるような行動性向を取
ることは市場原理上当然の帰結とも言えます。

ではなぜコインベースは急遽、ビットコイン贔屓の路線を変更し、XRP採用に踏み切ったのでしょうか?

困っちゃん

管理人

それについてはボブさんの回答の続きで言及されています

競争激化により収益モデルの改革を余儀なくされたのでは

【回答2/2】

私がリップル社に在社中、社内でコインベースに対して敵対心や対抗心を抱く人はいなかった。

しかし立場を変えると彼ら(コインベース)が我々リップル社に対して何らかの対抗心を抱いていたことは一目瞭然だった。

正直我々はコインベースに対してXRPの上場を早い段階から訴求していた。

しかしコインベースにとってリップル社と手を結ぶことは事実上の敗北(ビットコイン原理主義の)を意味すると彼らは思っていたみたいだ。

年月が経ち、暗号資産銘柄の取引ペアをより多く提供することで取引所がより多くの利潤を創出できることが明確となった。(バイナンスの台頭などにより)

コインベースもビットコインベースのペイメントソリューションを構築するより上記の方法を取った方がより多くの利潤を創出でき、得策だということにようやっと気付いたのだ。(和訳文)

While I don’t remember anyone inside Ripple being particularly competitive with Coinbase, from the other direction it quickly became clear that they felt competitive with Ripple. I hoped that we could bring Coinbase onto Ripple as an early gateway. They on the other hand seemed to feel that if Ripple won, then they (and bitcoin maximalism) lost.

Over the years it become more and more apparent that trading lots of different cryptocurrencies against each other was more profitable for Coinbase than trying to become a payment solution. But I imagine that years perceived competition delayed everyone seeing it as a win win. (一部抜粋)

BobWay
参考 元の回答XRP CHAT
ポイント
・リップルの社員はコインベースに対して特に敵対心は抱いていなかった

・コインベースがリップル社に対して何らかの対抗心を抱いていることは明白だった(ボブさんの私見)

・競合する取引所の台頭によりコインベースは収益プラットフォームの変更を余儀なくされたのではないか

調子・のり助

このおっちゃん本当に何でもはっきりと言い切っちゃうんだね笑
わ、私もびっくりしました(唖然)

でもこれがある意味元リップル社員の質問スレの魅力ですよね(笑)

包み隠さずに歯に衣着せぬ意見を淡々と…情報を求めている我々としてはありがたいですけどね。

管理人

困っちゃん

端的にまとめると、今までのビットコインに固執した収益モデルのままだと、収益が減り機会費用が生じる可能性が高かったから方向転換をしたってという認識でよろしいですか?
ボブ氏の意見をまとめるとそういうことになりますね。

昨今急速に台頭してきたバイナンスなんかは多くの取引ペアや銘柄を採用し、収益を激増させました。

銘柄を絞る従来の方法だと収益が頭打ちになるのではないかとコインベースは危惧したのではないでしょうか。

管理人

困っちゃん

どの業界でも常に環境への順応が求められるのですね…
ですね。

特に暗号資産セクターは日進月歩ですし、数ヶ月間隔で事業計画や収益モデルを見直さないと競合に遅れをとってしまうような厳しいセクターです。

管理人

困っちゃん

コインベースも本意でXRPを採用したというよりかは、市場状況を鑑み、競争力を担保するために方向転換をせざるを得なかったような状況だったのかもしれないですね。
一寸先は闇の暗号資産セクターにおいて少しでも遅れを取れば優位性を担保することは難しいと思われます。

コインベースは自社の市場における競争力を担保するためにも思想より実利を選択したのでしょう。

個人的には賢明な判断だったと考えております。

管理人


管理人

今回のBob語録は以上で終わりです!

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました!

今後もBob語録をバンバンシェアしていきますのでよろしくお願いします!