皆さま、こんにちは!
記事をご覧頂き誠にありがとうございます。
今回の記事でも引き続き元リップル社員である
ボブ・ウェイさんが開設した質問スレの内容を
ピックアップしてまとめます。
では早速今回の質問の方を見ていきましょう!
社外秘で話しにくい内容だったら申し訳ないのですが、リップル社内でxRapidのベンチテストは行われているのでしょうか?
クローズドな環境でxRapidを仮想の取引所で擬似的に稼働させて、シミュレーションなどを行なっていたりするのでしょうか?(どういった要素や因子がXRPの価格に影響をするのかを確かめるために)(一部抜粋)(和訳文)
参考 元の質問XRP CHATThis might be touchy so leave it if you want… but did you guys model XRapid and create an internal test environ to try to see if price is affected positively? Run a simulation of the exchanges and trades?(一部抜粋)
Tinyaccount
管理人
困っちゃん
管理人
ベンチテストとは端的に言うとプロダクトやソフトウェアの技術が主たる目的に沿ってしっかり稼働するか否かをシミュレーションや擬似的な状況下を通じて検証・実証をするというようなものです。
調子・のり助
管理人
あれは対象となっている車種の耐久性や、壁に激突した際に運転手や乗員にどれくらいの被害が及ぶかなどをスピードや加速距離などさまざまな要素を微調整しながら検証をしているベンチテストの一例です。
困っちゃん
管理人
リップル社に限らず、高度な技術を用いた
サービスやプロダクトを提供している企業は
それらが適正かつ安定的に稼働し、
求められている(会社が約束している)
パフォーマンスを十分発揮できるという
確固たる確証がある上で公に提供されます。
特にリップル社は「お金や金融」に係るような
社会的にも絶対に失敗が許されず、特に確実性
が求められる社会的責任の高いサービスや
プロダクトの提供をしようとしています。
人命に関わるような製品を開発・販売している
製薬会社や、自動車メーカーなどでにも同様の
厳しい基準が求められていますよね。
ことリップル社に関しては…
「国際送金市場に変革をもたらしうる」
…壮大なプロジェクトを推し進めています。
そんな中、ソフトウェアやサービスにおいて
一つでもミスや欠陥が生じれば文字通り命取り
となり、それらを未然に防げるか否かは
リップル社の死活に関わります。
そのためリップル社はしっかりと自社の
サービスやプロダクトの確実性や有用性を
検証していると期待しております。
早速回答を見ていきましょう!
私はリップル社に在籍中、ブリッジ・アセットとしてのXRPの有用性を分析・精査してきた。
分析をしていくうちにXRPの価格上昇には下記の2点が特に重要だということに気付いた。
⑴マーケットメーカーになるためにXRPを購入し、市場に参入する新規投資家(機関投資家)の存在
⑵今後国際送金のコストを下げる目的でXRPを保有する事業(金融機関・国際送金事業・多国籍企業)の参入
実際ニューヨークに拠点があるリップル・トレーディング・チームのミゲル氏とヴィジェイ氏は多種多様なモデルや緻密なシミュレーションを作りベンチテストを行っていた。
彼らは、
「どのような要素や因子がXRPの価格上昇圧力を引き起こすか」
ではなく、
「どのような要素や因子がXRPに対して無駄で不必要な価格下降圧力を作り出すか」
に焦点を当て因子の抽出を試みていた。
間違っても誰かがそういった行動を今後取らないように価格下降圧力の因子の炙り出しを行なっていたのだ。(和訳文)
参考 元の回答XRP CHATI did a lot of analytic work on “XRP as a bridge currency” as I mentioned in a previous post on this tread. I found two distinct upward pressures. 1) new traders buying XRP to enter the market and compete as a market maker. 2) people holding XRP to reduce their international payment cost. (the 1/2 fee argument from above)
BobWay
Vijay and Miguel from Ripple’s trading team in New York however created a lot of detailed trading models and simulations. It wasn’t that they were trying to create upward pressure on XRP’s price, more so that they we trying to understand what actions might but unnecessary downward pressure on price. Of course, so no one would accidentally make those mistakes.
管理人
価格上昇の因子ではなく、価格下落の因子に着目しているという点でも現実に即した目線ですね。
調子・のり助
管理人
しかしベンチテストの命題はあくまでもプロダクトやサービスが確実にかつ安定的に運用可能なものであるかを検証するためのものだということを念頭に置かなければいけません。
XRPを多く保有しているリップル社に
とってもXRPの価値が向上することに
越したことはないです。
しかしリップル社の命題はXRPの価値を暴騰
させ売り抜けることで多額のキャピタルゲイン
を得ることではありません。
リップル社が保有しているXRPはあくまでも
今後XRPの使用を普及させる上で、リップル社
のプロダクトを普及させる上での一つの武器、
ユティリティーとして活用されると
考えております。
リップル社はXRPの価格よりも自社の
プロダクトが安定したものか、
問題なく稼働するかに重きを
置いているのではないでしょうか。
そのため、XRPの価格上昇に繋がるような因子
に焦点を当てるよりかは、価格下降因子の抽出
を行うことで無駄な価格下降圧力の発生を未然
に防ぐ防止策を策定し、プロダクトの有用性を
担保しようとしているのではないでしょうか。
そもそも幾千の個人投資家や機関投資家などが
ひしめいている暗号資産市場において価格上昇
に繋がるような因子を抽出するのは至難の業
ですし、そこに多くの時間と労力を割くのは
あまり現実的ではありません。
100%の成功を追い求めるより1%でも失敗の
可能性を削る方がより現実的な戦略
だと考えております。
管理人
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました!
今後もBob語録をバンバンシェアしていきますのでよろしくお願いします!