毎月1万円でXRPの積立投資をしてみた【2020年4月】《13ヶ月目》

皆さま、こんにちは!

記事をご覧頂き誠にありがとうございます!

毎月1万円でXRPの積立投資をしていく
本企画も今回で13ヶ月目となります!

管理人

本記事を持ちまして、2019年4月から始めました…

毎月1万円でXRPを積立投資

…をする本企画を始めてからちょうど1年が経ちました!

この場をお借りしまして…

・読者の皆様
・ツイッターでコメント・いいね・リツイートをして頂いた皆様


…心より御礼申し上げます。

光陰矢の如し

…なんて言いますが、この1年間、早いようでそうでもなかったような…そんな濃密な1年間でした…

この企画を開始した2019年4月、当時はさまざまな展望を抱いておりましたが、まさか世界がこのような状況になってしまうとは…夢にも思いませんでした。

世界情勢・グローバル経済の先行きが不透明な状況がしばらく続きそうですが、なんとか気を確かに持ち続けられればと考えている次第です。

今月から新たな1年を迎えますが、今後も変わらずに豚骨コツ坦々麺(コツコツ淡々と)XRPを積み立てていければと考えておりますので、何卒宜しくお願い申し上げます!
初めての方はこちらの記事をご覧ください 毎月1万円でXRPの積立投資をしてみた【2019年4月】《初回》
毎月1万円でXRP積立投資のマイルール
  1. 購入日は原則毎月25日(土日祝日でも)
  2. 購入額は原則1万円(原則例外は無し)
  3. 売却や回転は原則行わない、純粋な積立のみ

上記のルールに則って毎月1万円で
コツコツ淡々とXRPを積み立てていきます。

一切の例外は設けません。

買い増し時期と購入額をガチガチに
固めることで投資パフォーマンスやリターンを
より分かりやすく可視化できるのではないかと
考えております。

毎月1万円ずつという決まった額を決まった
日時に購入し、積み立て続けることで将来的に
どのような投資パフォーマンスを出せるか
見ていきたいと考えています。

2020年4月のXRP買い増しの詳細

今月の買い増しで使用した取引所は先月に
引き続きコインチェックです。

2020年4月の購入履歴

今月の購入履歴の詳細は下記の通りです。

取引所 コインチェック(成行)
購入日時 2020/4/25(土) 01:06
購入額総額 10,000円
購入総数 462.47XRP
取得単価 約21.62円

困っちゃん

取得単価、先月と比べると若干上がりましたかね…?
そうですね、先月(2020年3月)の取得単価は約18.74円だったので、3円ほど上がりました

管理人

2020年4月のXRP相場状況

ビットバンク(XRP/JPY)12時間足チャート(4月)

調子・のり助

ん〜〜〜。なんとも言えへんチャートやなぁ…なんやか煮え切らん感じ…今月は値動きがあんまなかったんやな。
そうですね、今月は概ね…

19円台〜20円台

…のレンジ幅で価格が収まっていましたね(たまに解離する場面もありましたが)。

先月(3月)は、3月13日に一時13円台を割る場面もあり、かなりの荒れ相場となっていましたが、今月は値動に関しては比較的安定(?)していましたね。

管理人

ビットバンク(XRP/JPY)12時間足チャート(3月)

調子・のり助

13円割れた時が底やってんかなぁ?
だといいのですが、断定はできないですよね…

昨今の世界情勢・グローバル経済の現況を鑑み、あらゆる可能性を想定せざるを得ない状況になってきているように思います…

管理人

調子・のり助

せやなぁ…
では、気分を入れ替え、今月の主要なリップル社・XRP関連の進捗やニュースを振り返っていきましょう!

管理人

調子・のり助

毎度毎度切り替えが早いねん!笑
2020/3/31
住信SBIネット銀行から、Ripple基盤のマネータップを介してLINE Payにチャージが可能に
2020/3/31
地銀の雄・静岡銀行がマネータップへの資本参加を表明
2020/4/1
XRPレジャーにブラインド・タグのプロポーザルが提出される
2020/4/2
XRPベースのバンキングアプリ「XUMM(β)」がGoogle PlayとAppストアでリリース
2020/4/2
フランスの中央銀行が、ETHとXRPをデジタル法定通貨の運用に活用する余地があると言及
2020/4/3
タイのサイアム商業銀行が英国の送金業者・Azimoと提携し、RippleNetを活用する送金サービスを開始
2020/4/3
米国の暗号資産カストディ企業・アンカレッジ社が、機関投資家向けにXRPのカストディ業務を開始すると発表
2020/4/5
米国・カリフォルニア州に拠点を置く送金業者・USENDが、リップル社の送金ソリューションの活用を開始
2020/4/6
サンタンデール銀行、今年メキシコ市場に進出へ(リップル社のクロスボーダー決済システムで)
2020/4/9
リップル社CTOのデービッド・シュオルツ氏などが設立した暗号資産カストディ関連企業・PolySignが、新たにStandard Custody&Trust Companyを設立
2020/4/10
送金業者TransferGOがインドにて新しく放送し始めたCMにRuns on Rippleが登場!
2020/4/10
個人間送金サービス・マネータップに愛媛銀行が新しく対応
2020/4/15
シンガポール通貨庁(MAS)が、同国内においてリップル社が送金ソリューション・サービスをライセンスフリーで提供できる期間を2020年7月末まで延長すると発表
2020/4/16
分散型台帳を使った企業向け技術を開発する米R3社の基盤「Corda」をSBIグループが国内で初めて実用化した
2020/4/17
リップル社と同社創業者・ラーセン氏が共同で、新型コロナウィルスにより影響を受けた人に対し食糧援助を行なっている慈善団体に合計500万ドルを寄付
2020/4/17
マネーマッチ、マレーシアでリップルとともに中小企業向けの効率的グローバル決済を提供
2020/4/18
投資プラットフォーム・eToroのユーザーの5割がXRPに投資しており人気第1位となる
2020/4/18
日本銀行が開催した『決済の未来フォーラム』において、新たなクロスボーダー決済プラットフォームについての言及がされる
2020/4/21
現況下でも金融機関によるODL活用・流動性プロバイダーの活動が増加傾向にあり、XRPの流動性も増加傾向にある
2020/4/22
リップル社がYouTubeなどで横行している詐欺行為に対する本格的な対応を開始
2020/4/23
今年のSWELLはバーチャル開催
2020/4/23
リップル社、トヨタやBMW参加のMOBIへ加盟
2020/4/26
モーニングスター社が、株主優待としてXRPを配布
2020/4/26
リップル社が5月5日から『BlockStars』というブロックチェーン技術や暗号資産についてディスカッションを行うPodcastシリーズを開始すると発表

困っちゃん

平時の時よりは若干少ないような気がしますが、このような状況でもリップル社やXRPはしっかりと進捗しているんですね!
はい、状況が状況なだけに、いつも通り…という訳にはなかなか行きませんが、コロナ禍の渦中においてもリップル社やXRPはコツコツ淡々と進捗を積み重ね続けています。

特にリップル社は早期にテレワーク・在宅勤務体制を築き、活動範囲・リソースが限られている中でも自社の送金ソリューションのシェア拡大・XRPのエコシステム拡大に向けて愚直に活動をし続けています。

管理人

他の企業や事業と同様に、我々リップル社にとっても、社員一人一人の安全が最優先事項だ。

新型コロナ・ウィルス(COVID-19)の感染が拡大する中、我が社でも在宅勤務体制を敷き、社員一人一人の安全を担保しつつ、しっかりとした顧客のサポートを継続できる体制を敷いた。

-リップル社CEO・ブラッド・ガーリングハウス氏(2020年3月19日のツイートより・和訳文)

調子・のり助

家でサボらんとちゃんと仕事してるんやな!笑
はい、リップル社は…

国際送金

…という世界中の人々の生活や事業の死活に関わるような重要な業務を果たしているので、担っている役割の重要性や責任は重く、社員一人一人が死力を尽くして職責完遂に努めていることを同社CEOのガーリングハウス氏も言及しています

管理人

不透明な先行き、未曾有の事態・現実に直面している今だからこそ、我が社は、本当に困っている方々、困窮している方々に手を差し伸べなければいけないと、そう強く考えている。

我々リップル社は、我が社の送金ソリューションを利用している世界中の人々が、愛する人へ、この状況だからこそ最も必要としているであろう、資金の送金をし続けられるよう、死力を尽くしている。

-リップル社CEO・ブラッド・ガーリングハウス氏(2020年3月19日のツイートより・和訳文)

調子・のり助

確かに、経済危機が起きつつある今やからこそ国際送金の重要さが増すんやろなぁ…
はい、今月はちょうど…

経済危機下における国際送金の重要性

…に注目をしたいと思っておりました。

そのため、今月は下記のニュースについて詳しく深掘りしていきます。

管理人

困っちゃん

ん…?

「世界の送金需要が20%急減」世界銀行が予測

…って、国際送金ソリューションを提供しているリップル社にとっては、何とも穏やかではないニュースに思えるのですが、なぜこのニュースに注目をしているんですか…?
確かに上記のニュースは、一見すると、国際送金ソリューションの提供・国際送金ネットワークの構築を行っているリップル社にとってはネガティブなニュースという印象を持たれるかもしれません。

しかし、上記を踏まえた上で下記のデータをご覧になってみてください。

管理人

管理人

上記では、上から順に…

MXN(メキシコ・ペソ)/XRP(取引所:Bitso)
AUD(オーストラリア・ドル)/XRP(取引所:BTC Markets)
PHP(フィリピン・ペソ)/XRP(取引所:Coins.ph)


…各法定通貨のコリドアの全期間における流動性インデックス(Liquidity Index)が図示されています(日本時間4月25日(土)7:00時点)。

上記で図示されている通り、各法定通貨のコリドアにおけるXRPの流動性インデックスは、コロナ・ショック危機が本格的にグローバルで顕在化し始めた3月以降も上昇傾向にあり、4月に至っては三つのコリドア全てでATH(最高値)を叩き出しています。

つまるところ、世界的な経済危機が顕在化しつつある現況においても、XRPを介して国際送金を処理するリップル社の送金ソリューション・ODLを通じて行われている国際送金の総量は増加傾向にあることを示しています。
ふ〜ん…でも世界銀行は国際送金の需要が減る言うてるんやろ。なのにODLの送金量は増えてるってどないこっちゃねん!

調子・のり助

管理人

国際送金の需要が減少すると予想されている理由は…

国際送金の必要性が減っている

…からではなく、どちらかと言うと…

・国際送金をする上でお金を工面できない
・国際送金をしたくてもできない
・国際送金プラットフォームが機能していない(機能が制限されている)


…からではないかと個人的には考えています。

もちろん、世界規模で実施されている外出自粛により、事業やビジネスなどが営業を停止・一部制限させていることに伴い国際送金の需要・必要性が減っているという側面も一部あると思います。

しかし、上記の理由で減少した国際送金需要は、新型コロナウィルスの感染拡大が収束すれば、ある程度時間は掛かると思いますが、以前の水準まで回復していくと考えています。

今回焦点を当てたいのは、事業間で行われている大口の国際送金ではなく、個人間で行われている小口の国際送金です。

個人間で行われている小口の国際送金に関しても、事業間で行われている大口の国際送金同様に、コロナウィルスの感染拡大が収束すれば、以前の水準まで回復していくと考えています。

しかし見方によっては、多くの人々が仕事をできずお金を稼ぐことができない状況にある現在、特に新興国から先進国に出稼ぎに行っている出稼ぎ労働者は、平常時以上に母国にお金を送金したいと考えているはずですし、国際送金の潜在的な必要性や需要はむしろ高まっているのではないかと思います。

特に、世界的な経済危機が発生すると先進国より経済基盤が相対的に脆弱な新興国の方が経済危機による煽りを受けやすい傾向にあります。

そのため、先進国に出稼ぎに行っている出稼ぎ労働者は、母国(新興国)の家族に1ドル・1セントでも多くのお金を送金したいと考えるはずです。

こういった状況を鑑みると、送金コスト・手数料をSWIFTなどの伝統的な送金プラットフォームと比べて相対的に低く抑えることができるリップル社の送金ソリューション・ODLを活用している国際送金サービスは、現在のような状況では特に重宝されるのではないでしょうか。

国際送金の需要が減少すると予想されている中でも、上記で図示されている通り、ODLの送金総量自体は増加傾向にある理由は、リップル社の送金ソリューション・ODLが、送金コスト・手数料を低く抑えて国際送金をしたいと考えている人(特に出稼ぎ労働者など)のニーズをしっかりと汲み取り需要を満たすことができているからだと個人的には考えております。
まぁ…そりゃ送金手数料が低いことに越したことはないわなぁ…それは平時でも緊急時でも一緒なんやないん?

調子・のり助

管理人

果たしてそうでしょうか?

緊急時の方が送金コスト・手数料を1ドル・1セントでも抑えたいという気持ちがより強く働くのではないでしょうか。

今回特に焦点を当てたいのは…

国際送金の需要が減少すると予想されている中、ODLの送金総量自体は増加傾向にある

…点なのですが、それはつまるところ…

国際送金の絶対的な送金総量自体が減少すると見込まれている中、ODLの送金総量は維持・上昇していることが意味するところは、ODLの相対的なシェアやプレゼンスが上がっていることを示唆している

…のではないかと個人的には考えております。

とは言え、のり助さんが仰る通り、リップル社の送金ソリューション・ODLが伝統的な送金プラットフォーム・SWIFTと比べて優位であることはこれまでも縷々言及してきました。

もう一歩踏み込んだ考察をすると、あくまでも私見ですが、今後コロナ・ショック危機がより顕在化していった場合…

・SWIFTなどの伝統的な送金・プラットフォーム
・コルレス銀行のノストロ・ヴォストロ口座により創出される流動性を介して国際送金を処理する仕組み


…などの、いわゆる…

伝統的な国際送金システム

…自体の是非が根本的に見直される・検証される一つの契機になるのではないかと考えております。

まず、今回のコロナ・ショック危機により、国際送金の担い手であるコルレス銀行などの金融機関の経営・運営が更に厳しくなっていく・芳しくなくなっていくのではないかと予想されています。

次に、世界的な経済危機が顕在化しつつある現在、コルレス銀行が従来から抱えてきた…

・コルレス口座の管理費・運営費に多くのコストがかかる点
・コルレス口座に大量の資金を死蔵しなければいけない点


…などの課題は、平常時の時より金融機関の肩に更に重くのしかかってきます。

なので、多くの運営・管理コストがかかり、大量の資金を死蔵しなければいけないコルレス口座の存在意義の是非が問われ、今後同じような体制を継続し続けるかを見直す一つの契機になりうると考えています。
出た!シンちゃんのお家芸・まどろっこしい言い回し!笑要は金融機関はコロナ・ショック危機のせいでただでさえ経営が厳しくなりそうやのに、コルレス口座やらSWIFTで国際送金をする時に発生する高いコストで荷が更に重くなってまうから、考え直した方がええかもしれへんなぁ〜っちゅ〜ことやろ!笑

調子・のり助

管理人

は、はい…すみません(泣)…要約して頂きありがとうございます(汗)

話を一旦戻しますと、実はコルレス銀行などの金融機関は以前からコルレス口座の維持にかかる多大なるコストに苛まれており、コルレス銀行が順次コルレス口座を廃止し始めているという…

デ・リスキング問題

…という金融機関による一連のムーブメントが徐々に顕在化しつつありました。

管理人

デ・リスキング問題の主な要因は、コルレス銀行がコルレス口座を運営していく上で採算が取りにくくなってしまっていることです。

つまるところ、コルレス口座の維持に必要な…

運営・管理コストは膨大

…なのです。

コルレス銀行がコルレス口座の運営・管理をし続けるためには、さまざまな国際的な規制やコンプライアンス(FATFなど)に遵守しなければならず、当該コルレス口座に大量の資金を死蔵する上に…

多大なる時間・人件費コスト

…が割かれてしまいます。

デ・リスキング問題の具体的な要因や課題について、より詳細に理解をするために…

・元リップル社員のボブ氏
・英国スタンダード・チャータード銀行のコルレス銀行業務担当


…の見解を見ていきたいと思います。
【デ・リスキング問題に関する元リップル社員・ボブ氏の見解】

アメリカの銀行や金融機関は本来アメリカの国外で行われている国際送金の…

・正当性
・コンプライアンスに準拠しているか否かの確認
・不正でないか否か

…の確認に膨大な時間と人件費を費やしているのだ。

アメリカの銀行の多くは、上記の一連の作業に対して費用対効果の観点から、採算が取れないと判断をし始めているため、コルレス口座の閉鎖をし始めている。

アメリカ政府から罰金を請求されてしまうリスクが、コルレス口座を運営することで得られる効用を上回ってしまっているからだ。

金融業界ではこの一連の動きを”the de-risking problem”(リスク軽減問題)と称している。(一部抜粋)(和訳文)

But the crazy thing is that US law says that both Citi and BofA need to screen the transaction between Alice and Bob for compliance with US laws! And if a bad transaction slips through, both Citi and BofA can be fined huge amounts. So in effect, whether Alice in Barbados can do business with Bob in St Lucia becomes dependent on whether or not US banks want to allow it. Even though the transaction doesn’t involve US jurisdiction at all!

The side effect of the US bank’s risk in these transactions is that they’ve started closing the correspondent banking accounts for entire countries. The risk is just seen as too high for the reward (fees) that they can charge. This is called in banking jargon, “the de-risking problem”.(一部抜粋)

BobWay
参考 元のソースXRP CHAT
一言でまとめると?
デ・リスキング問題(De-Risking Problem)とは、コルレス口座の管理・運用をしているコルレス銀行が、規制リスクが高い、または採算の見合わないノストロ口座を順次閉鎖し始めている事象のことを指している

・元リップル社員のボブ氏は現在進行形でコルレス銀行がコルレス口座を閉鎖し始めていると指摘

デ・リスキング問題が拡大していくと、流動性に乏しく、交換ペアが少ないいわゆるExotic・法定通貨が貿易市場・金融市場から締め出されてしまうという懸念がある
【デ・リスキング問題に対する英国スタンダード・チャータード銀行のコルレス銀行業務担当の見解】

(コルレス銀行)のニーズが無いという訳ではない。

貿易・グローバルな投資へのアクセスを提供するコルレス銀行の機能は必要不可欠であることは変わらない。

しかしながら多くの民間銀行は、商業的な観点から見て、コルレス銀行としての機能を継続させることは困難であると感じ始めている。

AML(Anti-Money Laundering・アンチマネーロンダリング)への遵守にかかるコストやリスクが上昇する一方で、個別の取引・決済に対するスクリーニング・精査・モニタリング・監督の更なる引き締めが求められてきている(特に新興国などの経済基盤が脆弱な地域において)。(一部抜粋)(和訳文)

It is not that the need has disappeared. Correspondent banking is essential to provide access to global trade and investment, but many banks now find it commercially unviable to deliver these services. The cost, and risks associated with anti-money laundering (AML) have increased whilst the need for sanctions screening and transaction monitoring are growing, particularly in economically vulnerable markets.(一部抜粋)

Shirish Wadivkar-Global Head, Correspondent Banking Products, Transaction Banking, Standard Chartered
参考 元の記事XRP CHAT
一言でまとめると?
・コルレス銀行のニーズが減少しているわけではない

・コルレス銀行・コルレス口座の機能はグローバル貿易・投資を促進するため必要不可欠

AML(アンチマネーロンダリング)などの規制に遵守するためのコストが増加している一方で、規制周りの煩雑な業務量も増加しており、金融機関の負担が大幅に増加している

管理人

上記で見てきた通り、コルレス口座の運営・管理にかかる維持コストは、コルレス銀行にとって非常に大きな負担となっていることが見て取れます。

デ・リスキング問題と今回のコロナ・ショック危機は一見すると無関係に見えますが、コロナ・ショック危機により、コルレス銀行の経営状況が厳しくなってしまい、今後コストカットが必要となってきた場合、コルレス銀行に対し多大なる負担を強いているコルレス口座の閉鎖をせざるを得ない状況が発生する可能性があるので、コロナ・ショック危機によりデ・リスキング問題がより一層加速する可能性が考えられます。

ちなみにデ・リスキング問題については、下記の記事でより詳細に掘り下げていますので、デ・リスキング問題についてより詳細に知りたいという方は、お手隙の際に下記の記事をご参照頂けますと幸いです。
コルレス銀行の減少-デ・リスキング問題

管理人

上記を踏まえた上で、私が常日頃からツイッターでお世話になっているKOENJIさんが、先日ツイートされていた下記のニュースにも併せて注目をしたいと思います。

KOENJIさんはツイッターで日々、XRP・リップル社・暗号資産・投資・金融・経済について幅広く情報や独自の知見をツイートされています!

管理人

上記の通り、日本銀行(日本銀行決済機構局)が2020年2月27日に…

決済の未来フォーラム

…というディスカッション・フォーラムを開催しました。

そのディスカッションで議題に取り上げられていたテーマや意見が非常に興味深かったので、いくつかピックアップしてみました。

(クロスボーダー送金が抱える課題)

 クロスボーダー送金が抱える課題については、各国におけるKYC/AML/CFT(アンチマネロン/テロ資金供与対策)などの規制・運用ルールの違い、コンプライアンス・コストの高さ、異なる決済システム間の相互運用性の欠如などが挙げられ、これらについては法整備や運用ルールなどの統一化・ハーモナイゼーションにより、改善が図られるのではないかとの指摘がありました。また、各国間の情報共有の促進で改善を図ろうとしても、一部の発展途上国を中心にデータ保護主義――具体的にはコンピュータシステム・データ自体のlocalizationを求める動き――があり、クロスボーダーの自由な経済取引や決済サービスの提供に大きな支障となっているとの指摘がありました。そして、これらの課題は、全てのクロスボーダー送金モデル(コルレスバンキング、クローズド・ループ、インターリンキングなど)が直面するものである、との見方が示されました。

出典:決済の未来フォーラム議事概要(日本銀行決済機構局)(2020年2月27日)ページ8

 さらに、日本特有の課題として、①SWIFTと金融機関の接続システムが多層化していることが、システム更改費用を膨張させ、コスト高の一因になっているとの意見や、②内国為替制度と外国為替制度が分かれていることが、コストや規制遵守の程度などにおいて、国内送金とクロスボーダー送金の差を生み出しているのではないか、といった意見も示されました。

出典:決済の未来フォーラム議事概要(日本銀行決済機構局)(2020年2月27日)ページ9

 さらに、日本の送金コストが高い背景の一つとして指摘されたSWIFTと金融機関との接続コストの高さについては、新たにSWIFTが提供予定のクラウド・APIソリューションの活用により削減可能、との見方も示されました。

 このほか、(SWIFTとは異なる)新たなクロスボーダー決済プラットフォームを構築し、参加銀行に対して(コルレスバンキングのもとで銀行の負担となっていた)相対交渉コストの削減や送金チェーンの短縮化を実現する取り組みが、プラットフォーム運営企業から紹介されました。

出典:決済の未来フォーラム議事概要(日本銀行決済機構局)(2020年2月27日)ページ10
決済の未来フォーラム議事概要の全文 参考 決済の未来フォーラム議事概要日本銀行

管理人

このように、日本銀行でも…

・伝統的(前時代的?)な送金プラットフォーム・SWIFT
・コルレス口座により創出される流動性を活用した(前時代的な?)国際送金の処理方法


…が引き起こしている高コスト・高負担な従来の国際送金システムの是非について問題提起がされており、現システムの見直し・刷新が検討・検証されていることが見て取れます。

世界的な経済危機に発展しうる(しつつある)コロナ・ショック危機が、この一連のデ・リスキング問題をより一層加速させる一つの大きな契機になりうるのではないでしょうか。

これらの一連の動きは…

・送金コストの大幅な削減
・送金効率の大幅な向上


…を実現することが期待されている…

・次世代の送金ソリューション
・次世代の送金ネットワーク


…を構築しようとしているリップル社や同社の…

送金ソリューション・ODL

…でも活用されている…

暗号資産・XRP

…にも大きく関連してくる送金業界全体に大きく影響を及ぼしうる非常に重要なムーブメントだと思ったので、今回このような形で詳細に掘り下げさせて頂きました。

2020年4月のXRP積立投資経過報告

今月の積立投資経過報告の詳細は
下記の通りです。

全期間購入総額(13ヶ月目) 130,000円
全期間購入総数 4,640.8873XRP
全期間平均取得単価 約28.01円
現評価額※ビットバンク価格
(2020/4/25日足始値: 20.826円適用)
約96,651円
現含み損益 約-33,349円
運用利回り -25%
XRP積立投資経過グラフ
青線:投資額・赤線:評価額・単位は日本円
注意

・投資はあくまでも自己責任でお願い致します

・当企画の目的は純粋な情報発信となっており、ミラートレードの推奨や…

「当企画で設定したルール通りに投資をすれば必ず儲かる」

…というような趣旨のものではないことをあらかじめご了承頂けますと幸いです

今回の記事は以上となります。

最後まで読んで頂き誠に
ありがとうございました!

ではまた来月!