アメリカでチップを支払わなかったら店員に追いかけられた話

皆さま、こんにちは!

記事をご覧頂き、誠にありがとうございます!

当ブログ管理人のシンカーです!

私は高校を卒業するまでアメリカで過ごし、
高校卒業後は日本の大学に進学し、現在は日本
の会社で働いている日系2世のアメリカ人です。

当ブログでは主に…

暗号資産投資、リップル、XRP、投資全般

…についての記事を配信していますが、たまに
アメリカの文化やアメリカでした経験に関する
記事も配信していければと考えております!

今回の記事では、以前つぶやいた下記の
ツイートを掘り下げていきたいと思います!

複雑怪奇なアメリカのチップ文化

アメリカでは飲食店、バー、各種サービス
(ホテルのボーイ、タクシー運転手等々)で
サービスを享受した際、労いへの対価として
チップを支払う習慣があります。

ちなみにチップの支払いは法律で
義務付けられているわけではないので、
完全に各人の任意で支払うという形に
なっております。

困っちゃん

チップってどのくらい支払えばいいのかよく分からないです…何か目安みたいなものってあるんですか?
チップの明確な目安はありませんが、飲食店の場合だとだいたい5%から15%ぐらいが相場となっております。

サービスの質に応じて、支払う額を個人の裁量で調整することが多いですね。

サービスがあまり良くなかった場合は5%、サービスが素晴らしかった場合は15%支払う、とういうような感覚です。

管理人

困っちゃん

個人の裁量で決めるんですね…難しい…明確な基準があればいいのに…


アメリカでは…

「チップを支払うのはあたりまえ」

…と広く考えられていますが、サービスが
あまりにもひどい場合チップを支払う気も
失せてしまいますよね。

この場合どうすればいいのでしょうか?

チップを支払わずに店を出ても
いいのでしょうか?

この判断も完全に個人の裁量によりますが、
大抵の場合チップを1セント(1円)も
支払わないケースはなかなかないです。

というのも人によってチップは良質なサービス
に対する対価ではなく、最低限のサービスさえ
担保されていれば支払うべきだと考える人も
いるからです。

もしそのサービスが特段よかった場合、より
多くの額を支払うというような具合です。

このようにアメリカのチップ制度は複雑怪奇
かつ曖昧なシステムなので、アメリカに遊び
に来る多くの観光客にとって悩みの種の
一つです。

私自身18年間アメリカで暮らして
いましたが、会計をするたびに…

「いくらぐらい払えばいいのかな?」

「あの店員さん優しかったしあと2、3%
ぐらい上乗せして払おうかな…」

…と頭を悩まされました。

困っちゃん

チップを支払わないという選択肢は無いのですか?

必ず支払わないといけないのですか…?
そうですね…私自身チップは必ず支払うように心がけていました

管理人

困っちゃん

ええ…何でそこまでしてチップを支払っていたのですか?
それは飲食店の店員など、サービス業に従事している方は時給が一切支払われず、チップそのものが給料となるケースが多いということを知っていたからです。

つまりチップが支払われないと、その従業員は無給で働いていることになり、彼らにとってそれは死活問題です。

管理人

困っちゃん

え!?チップが給料!?

全ての飲食店がそうとは限りませんが、
一部のお店では…

『チップ=給料』

…システムを導入しているので、チップを
支払わないと店員はタダ働きをしていることに
なってしまうようなケースがあります。

そのような状況を鑑みて、チップは多かれ
少なかれ、サービスの質の度合いによって
支払うよう心がけていました。

そんな折、今回のツイートの元となった
経験をすることに…


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高校生のプチ贅沢

それは私が高校4年生の頃でした(アメリカの
高校は4年制)。

私はお小遣いを節約し、貯めた20ドル札1枚と
1ドル札5枚(合計25ドル)を握りしめながら
友人2人と韓国式焼肉店を訪れました。

アメリカでは当時韓国式焼肉がブームで、
その店では20ドルで焼肉食べ放題・時間無制限
というコースが提供されていました。

ポイント
20ドルを円に換算すると約2200円ぐらい(1ドル/110円換算)

食べ盛りな高校生にとってはなんとも
ありがたいコースでした。

お腹を空かした状態で来店し、早速食べ放題
コースを注文して、お肉が運ばれる瞬間を
固唾を飲みながら3人で待っていました。

数分後、美味しそうなお肉が山盛り
運ばれてきました。

出展: pinterest


「これで20ドル?こりゃ最高だわ」

…とテンションマックスの状態で私と友人2人は
ガンガン肉を食らいました。

食べ盛りな高校生男子3人ということもあり、
肉は瞬く間に食べ尽くされ、すぐに2皿目を
注文しました。

2皿目も数分経たないうちに運ばれてきて、
お肉のクオリティーも落ちていなかったです。

2皿目も1皿目同様、あっという間に
食べ尽くされました。

1皿目は予行練習…

2皿目からエンジンがかかり…

「ここからが本番!」

もう何皿でも食べられるような気持ちになり、
3人のボルテージはマックスに達します。

出展: Get hungry


ということで3皿目を注文しました。

まだまだお腹が空いていたので、まるで檻の中
で餌が運ばれるのをジッと待つ虎の如く、3人
は沸々と次の皿が運ばれるのを待ちました。



…しかし待てど暮らせど3皿目は来ません。

繁盛店ということもあり、全席埋まっており、
外には行列もできていたので店員さんは
忙しそうでした。

値段も破格ということもあり、ある程度
待たされることは高校生ながら覚悟を
していました。

しかし3皿目を注文してからついに20分が
経ってしまいました。

困っちゃん

20分!?それはさすがに許されませんね!
はい…5分ぐらいなら全然許せます…10分でも店員さんの忙しさを考慮すればギリギリ許容範囲でした。

15分となるとだいぶイライラが溜まってきますが、20ドルという破格の値段を考えると百歩譲って許せます。

しかしいくら時間無制限とは言え20分はひどかったですね…

管理人

しかも途中、我々は店員さんに何回か…

「注文したのですがまだでしょうか?」

…と尋ねたのですが、毎回…

「今切っているから待ってて」

…と一蹴されてしまいました。

しかし他のテーブルを見渡すとどんどん肉が
運ばれてくるではないか。

しまいには、後から頼んだ人でさえも先に肉が
運ばれてきていて、故意に持ってきていないの
ではないかと疑わざるを得ないような
状況でした。

恐らくより高額なコースを頼んだお客さんが
優先されていたのだと思います(仕方ない
ことではありますが…)。


遂に30分ぐらいが経ち、食欲もだいぶ失せた
頃に3皿目がやっとこ運ばれてきました。

気のせいとかでは済まされないぐらい1皿目、
2皿目と比較して肉の量が減っており、肉も
脂身が全くないカピカピでカチンコチン
に凍っている冷凍肉でした。

格安コースなのでお肉のクオリティーは追加
で頼むにつれ落ちると予想はしていましたが、
それにしても酷い有様でした。

「そもそも…これ本当に牛肉なのか?」

…と心配になるようなクオリティーでした。

まさに安かろう…悪かろう…状態です。

3皿目を食べ終えた時点で食欲は完全に
なくなり、意気消沈した我々は店を後に
することにしました。

会計はレジでするのではなくテーブルに領収書
が運ばれ、テーブルで支払う方式でした。

20ドルの食べ放題コース3人分で締めて60ドル
…問題はチップです。

本来であれば最低でも5%の3ドルを支払う
のが慣行です。

サービスが最悪だったので、高額なチップ
(15%・9ドル)を支払う気はもちろん
サラサラありませんでした。

「仕方なく3ドルを支払うか…」

という空気が漂っていた中、友人の一人が
口を開きました。

「お肉そんなに食べれなかったし、
30分も待たされたんだ…
チップ払いたくないよな…」

…と。

それを聞いた私ともう一人の友人は啖呵を
切ったかのように、その言葉を誰かが発する
のを待っていたかのように…

「そうだそうだ!こんな酷いサービスを
受けてるのにチップなんて支払う必要はない」

…と即同意しました。

チップ不払いの代償は大きかった

ということで全会一致でチップを支払わない
運びになりました。

今までチップを支払わないということを
したことがなかったので、内心ドキドキ
していました。

アメリカでは多くの場合お釣りもチップに
織り込むので、レシートが特に必要がない場合
はお金だけ置いてお店を出ることができます。

請求されていた60ドルはしっかり支払い、
店員に目を合わせることなく、我々は
お店を足早に出ていきました。

お店を出て駐車場まで辿り着くと、さすがに
店員もここまでは追ってこないだろうと3人で
安堵していました。

しかし…その矢先です…

車に乗り込もうとしていたまさにその時…

“HEEEY!!!!! YOU YOU NO PAY TIP!?
WHY YOU NO PAY TIP HUH!?
WHERE TIP? PAY TIP!!! PAY TIP NOW!!!!!!!!!
WHERE YOU THINK YOU GOING?!
HUH!? HUH!? HUH!?”

おばさん(恐らく店長)がものすごい剣幕な
雄叫びをあげながら、とてつもない勢いで
車の方に突進してきたのです。

我々は恐怖に慄き、早く車を出すよう運転手
に迫った…

「早く!早く!車を出して!」

しかし友人も初めての経験だったためか、
かなりテンパりキーが全く刺さらない。

まるでホラー映画さながらの状況でした。

結局店長が車に追いついてきてしまい、
そんな状態ではさすがに車を出すのは
危険なので諦めました。

店長が車を力士顔負けの張り手で
バンバン、バンバン叩きまくる…

車はギシギシと揺れていた。

しかも事態は悪化の一途を辿る。

店長以外の店員が加勢のため、店から
ゾロゾロと出てきたのです。

もうこうなると事態をなんとか収拾しなくては
いけないと思い、我々もさすがに観念して
チップを支払いました(3ドル)。

店長は友人の手から3ドルを素早くひったくり、
舌打ちをし、我々のことを鬼の形相で睨みつけ
ながら店の中へと戻っていきました。

我々はただただ呆然と立ちすくんでいました…

困っちゃん

なかなか恐ろしい体験をされましたね…
実に恐ろしい経験でした…

それ以来どんなにサービスが悪くても、最低限のチップは支払うように心がけています。

管理人

後日談

後日談にはなりますが、どうやらその焼肉店の
一番安い20ドル・食べ放題コースを頼んだ他の
大勢の客も同じような目に遭っており、その店
は巷では…

「スキャム焼肉屋」

…と呼ばれていたそうです。

言うまでもありまえんが、その焼肉店に再び
足を運ぶことはありませんでした。

皆様もアメリカへ旅行に行く際は、チップの
支払いにはお気を付けください。

いくら払えばいいか分からない時はとりあえず
7%〜15%を支払うのが無難です。

高級なレストランでは20%という高額な
チャージ料金を最初から料金に織り込んでいる
場合もあるので併せてご留意ください。

今回の記事は以上となります!

最後まで読んで頂き誠に
ありがとうございました!